【前置詞withの使い方18選】ネイティブの感覚がわかる徹底解説|例文&日本語訳つき

前置詞「with」は「〜と一緒に」だけではありません!
英語では日常的に使われる「with」ですが、実は18種類もの多様な使い方が存在します。本記事では、Oxford Learner’s Dictionariesの定義に基づいて、それぞれの使い方を例文と共に丁寧に解説します。ネイティブが自然に使っている感覚をつかみ、会話やライティングに活かしましょう。
- 使い方1:in the company or presence of somebody/something(〜と一緒に/〜がいる状態で)
- 使い方2:having or carrying something(何かを持っている・身に着けている)
- 使い方3:using something(〜を使って)
- 使い方4:used to say what fills, covers, etc. something(〜で満たされている・覆われている)
- 使い方5:in opposition to somebody/something; against somebody/something(〜に対して、敵対して)
- 使い方6:in connection with; in the case of(〜に関して)
- 使い方7:used to show the way in which somebody does something(〜の仕方/状態)
- 使い方8:used when considering one fact in relation to another(ある事実と別の事実を関連づけて)
- 使い方9:including(〜を含めて)
- 使い方10:used to show who has possession of or responsibility for something(所有や責任を示す)
- 使い方11:employed by; using the services of(〜に雇われている、〜のサービスを利用している)
- 使い方12:because of; as a result of(〜のせいで、〜の結果として)
- 使い方13:because of something and as it happens(〜に伴って、〜につれて)
- 使い方14:in the same direction as something(〜と同じ方向に)
- 使い方15:showing that something/somebody has been separated from something/somebody(〜を手放す、〜から離れる)
- 使い方16:despite something(〜にもかかわらず)
- 使い方17:used in exclamations(感嘆文・命令文で使われる表現)
- まとめ:多彩な「with」の世界をマスターしよう
- イディオムで学ぶ「with」の使い方
- まとめ:イディオムでも「with」は大活躍!
使い方1:in the company or presence of somebody/something(〜と一緒に/〜がいる状態で)
この用法は「誰か・何かと一緒にいる」あるいは「〜の存在が共にある」ことを表します。日常会話で非常によく使われ、物理的に一緒にいる場合もあれば、何かを組み合わせて使っている状況を表す場合もあります。
たとえば、家族と一緒に暮らしている、誰かと一緒にいる、ワインと一緒に料理を楽しむなど、非常に身近な例が挙げられます。
英文例と和訳
She lives with her parents.
彼女は両親と一緒に暮らしています。
→「with」はこの文で「〜と一緒に」という意味で使われています。「両親と共に住んでいる」という物理的・生活的な同居関係を表します。
I have a client with me right now.
今、私のところにクライアントがいます。
→「with me」は「私のところに一緒にいる」ことを示しており、会話中に現在その人が同行している状況を表しています。
A nice steak with a bottle of red wine.
上質なステーキと赤ワイン一本。
→これは一緒に提供される組み合わせを表しており、「ステーキと(ともに楽しむ)赤ワイン」というニュアンスになります。
このように、「with」は「一緒にいる/ある」ことをシンプルに伝えるのに最適な前置詞です。人、物、食べ物、状況など、対象はさまざまですが、「共に存在する」という感覚を持っておくと理解しやすくなります。
また、ビジネスの場面やフォーマルな状況でも、以下のように活用されます。
The manager came with two assistants.
マネージャーは2人のアシスタントを連れてきました。
→誰かが「〜を連れている」「同行している」という意味でも「with」は頻繁に使われます。
Don’t forget to come with your passport.
パスポートを持ってくるのを忘れないでください。
→この場合の「with」は、「〜と一緒に(持って)」という意味で、持ち物に対しても使われます。
「with」は、物理的な同行だけでなく、「組み合わせ」や「同時に存在するもの」を自然に結びつける役割を果たします。この使い方をしっかりと理解することで、自然な英会話や英作文の幅がぐっと広がるでしょう。
使い方2:having or carrying something(何かを持っている・身に着けている)
この使い方の「with」は、「〜を持っている」「〜を身につけている」「〜という特徴がある」といった状態を表します。人や物の持ち物、外見的特徴、感情や表情など、「何かを有している状態」に焦点を当てた用法です。
この表現は、非常に幅広い場面で使われ、誰かの外見や感情、身につけているもの、持ち運んでいる物を描写するときにとても便利です。
英文例と和訳
A girl with red hair
赤い髪の少女
→この文では、「with」が「〜という特徴を持つ」ことを示しています。形容詞句「red hair(赤い髪)」が、「girl(少女)」の外見的特徴として付け加えられています。
A jacket with a hood
フード付きのジャケット
→この文の「with」は「〜が付いている」「〜を備えている」という意味で使われており、物の構造やデザインの特徴を表しています。
He looked at her with a hurt expression.
彼は傷ついた表情で彼女を見つめた。
→この場合、「with a hurt expression」は「〜という表情を伴って」という意味で、感情的な状態を視覚的に描写しています。感情表現とも相性がよい使い方です。
They’re both in bed with flu.
彼らは二人ともインフルエンザで寝込んでいる。
→ここでは「with flu」が「〜という症状を抱えている」ことを意味します。病気やけがの状態もこの用法で表現可能です。
A man with a suitcase
スーツケースを持った男性
→この「with」は、所有・携帯の意味を示し、「スーツケースを持っている(持ち歩いている)」男性という意味になります。
このように、「with」は「何かを持っている」「〜という状態である」という意味を表すのに非常に有用です。
外見や感情の説明では、「with + 名詞(+ 形容詞)」の形で描写するのが基本となります。以下の例で見てみましょう。
A woman with bright blue eyes
明るい青い目をした女性
→「with」はここで、女性の目の色という特徴を表現するために使われています。このように、外見を具体的に説明するときに、形容詞との組み合わせが効果的です。
He stood there with his arms crossed.
彼は腕を組んだままそこに立っていた。
→「with his arms crossed」は「腕を組んでいる状態で」という意味で、行動や姿勢を表すときにも使われます。
応用ポイント
- 「with」は視覚情報を伝えるときに非常に有効。誰かを説明したり、何かを描写したりする際、見た目や様子を具体的に伝えられる。
- 病気や感情など目に見えにくい「状態」も表現できる。
- 所持品、衣服、外見的特徴、心情や病状などに幅広く応用できる。
「having or carrying something」の意味での「with」は、相手に状況を瞬時に伝えることができる非常に便利な表現です。特に形容詞や名詞と組み合わせて使うことで、より生き生きとした描写が可能になります。
使い方3:using something(〜を使って)
この用法の「with」は、「〜を使って」「〜によって」といった手段・道具を表すときに使われます。動作をどのように行うか、何を使っているのかを示したいときに活躍する表現です。
英文例と和訳
Cut it with a knife.
ナイフでそれを切ってください。
→「with a knife」は「ナイフを使って」という意味で、道具を明確に示しています。
It is treated with acid before being analysed.
分析される前に、それは酸で処理されます。
→「with acid」は「酸を用いて」という手段を示しており、科学的・技術的な文脈でもよく見られます。
この使い方は以下のような表現にも使えます:
- Draw with a pencil.(鉛筆で描く)
- Fix it with glue.(接着剤で修理する)
- Stir it with a spoon.(スプーンでかき混ぜる)
道具を用いて行動する、という基本的な概念を押さえると、使い方が非常にシンプルになります。
使い方4:used to say what fills, covers, etc. something(〜で満たされている・覆われている)
この使い方は、「何かが何かで満たされている・覆われている・散りばめられている」状態を表します。感覚的な表現が多く、英語の描写力を高めるために非常に役立ちます。
英文例と和訳
The bag was stuffed with dirty clothes.
そのバッグは汚れた服でいっぱいだった。
→「stuffed with」は「〜でいっぱいになっている」状態を示すフレーズです。
Sprinkle the dish with salt.
料理に塩を振りかけてください。
→「sprinkle with」は「〜で振りかける」「〜を散らす」という意味で、調理時などによく登場します。
この用法は、以下のような他の動詞とも組み合わせられます:
- Covered with snow(雪で覆われている)
- Filled with joy(喜びで満ちている)
- Lined with trees(木々が並んでいる)
何かが表面や内部にある、という視覚的・感覚的な表現を強調するのに便利です。
使い方5:in opposition to somebody/something; against somebody/something(〜に対して、敵対して)
ここでは「with」が「一緒に」という意味ではなく、対戦・競争・衝突などで「〜と相手にして」または「〜と戦って」というニュアンスで使われます。
英文例と和訳
To fight with somebody
誰かと戦う
→「with」は「相手として」の意味で、「〜と一緒に」ではなく「〜を相手に」のニュアンス。
To play tennis with somebody
誰かとテニスをする
→スポーツでは「一緒にプレーする」意味にも「競い合う」意味にもなり得ます。文脈次第です。
At war with a neighbouring country
隣国と戦争状態にある
→「〜と戦っている」という明確な対立を示しています。
I had an argument with my boss.
上司と口論になった。
→「with my boss」で、「誰と」意見がぶつかったのかを示します。
この使い方は、対人関係の描写でも頻出し、「誰と対立したのか」「誰が相手だったのか」を簡潔に伝えられる点が特徴です。
使い方6:in connection with; in the case of(〜に関して)
この用法の「with」は、「〜について」「〜に関して」という意味を持ち、やや抽象的な表現や丁寧な言い回しで使われます。
英文例と和訳
Be careful with the glasses.
そのグラスには気をつけて。
→「with the glasses」は「グラスに関して(取り扱う際に)」という意味。
Are you pleased with the result?
その結果に満足していますか?
→「with the result」で「結果について」「結果に対して」という意味になります。
Don’t be angry with her.
彼女に怒らないでください。
→「with her」で「彼女に対して」怒っている、という感情の対象を示しています。
With these students it’s pronunciation that’s the problem.
これらの生徒の場合、問題は発音です。
→この文では「with」は「〜に関しては」「〜に関して言えば」という使い方で、話題の切り替えや焦点の提示に使われます。
使い方7:used to show the way in which somebody does something(〜の仕方/状態)
この「with」は、「どうやって〜をしたのか」「どんな様子で〜したのか」を示す表現です。感情、姿勢、手段、状態などを伴うことが多く、動作の背景を詳しく説明する役割を果たします。
英文例と和訳
He behaved with great dignity.
彼は非常に威厳を持って振る舞った。
→「with great dignity」は「威厳をもって」という意味で、動作の仕方を説明しています。
She sleeps with the window open.
彼女は窓を開けたまま寝ている。
→「with the window open」で、「窓を開けた状態で」という意味。副詞的に状態を描写しています。
Don’t stand with your hands in your pockets.
ポケットに手を入れたまま立たないでください。
→動作の仕方(姿勢)を詳しく表すときに使われる典型的な例です。
使い方8:used when considering one fact in relation to another(ある事実と別の事実を関連づけて)
この「with」は、「〜のせいで」「〜の関係で」といった意味で、原因・状況・条件に注目して使います。比較や制約を表す際に非常に有用です。
英文例と和訳
She won’t be able to help us with all the family commitments she has.
彼女は家族の予定がたくさんあるから、私たちを手伝うことはできないだろう。
It’s much easier compared with last time.
前回と比べると、ずっと簡単だ。
→「with」は「比較の基準」を示す文脈でも活躍します。
このように、ある事実と他の事実を関連づけるとき、因果関係や制限を示すために使われます。
使い方9:including(〜を含めて)
「〜込みで」「〜を含んで」という意味での「with」です。金額や時間、要素をまとめて表現したいときに便利な構文です。
英文例と和訳
The meal with wine came to $20 each.
ワイン込みの食事で一人20ドルでした。
With all the lesson preparation I have to do, I work 12 hours a day.
レッスンの準備をすべて含めると、私は1日12時間働いています。
使い方10:used to show who has possession of or responsibility for something(所有や責任を示す)
「〜のところにある」「〜が管理している」など、所有や責任の所在を表すときに使います。
英文例と和訳
The keys are with reception.
鍵は受付にあります。
Leave it with me.
それは私に任せてください。
使い方11:employed by; using the services of(〜に雇われている、〜のサービスを利用している)
この用法の「with」は、どの会社・団体・機関に所属しているか、あるいはどのサービスを利用しているかを示すときに使います。
英文例と和訳
She acted with a touring company for three years.
彼女は3年間、巡業劇団に所属していた。
→「with a touring company」は、「その劇団で働いていた」という意味です。
I bank with HSBC.
私はHSBC銀行を利用しています。
→「with HSBC」は、「HSBCを使っている」「そのサービスを利用している」という意味です。
この使い方は、ビジネスやサービスの利用を伝える際に特に便利です。
- I’m with Vodafone.(私はVodafoneを使っています)
- He’s with the police.(彼は警察に所属しています)
使い方12:because of; as a result of(〜のせいで、〜の結果として)
「with」はここで、「〜によって」「〜が原因で」という因果関係を表しています。何が原因でその状態になったかを明確にします。
英文例と和訳
She blushed with embarrassment.
彼女は恥ずかしさで顔を赤らめた。
His fingers were numb with cold.
彼の指は寒さでかじかんでいた。
このように、感情や自然現象などによって引き起こされる身体的・精神的な反応を説明する場面でよく使われます。
使い方13:because of something and as it happens(〜に伴って、〜につれて)
「with」は、時間や出来事の進行とともに何かが変化する、または発生することを示します。「〜につれて」「〜に伴い」と訳されることが多いです。
英文例と和訳
The shadows lengthened with the approach of sunset.
日が沈むにつれて、影が長くなっていった。
Skill comes with practice.
技術は練習を積めば自然と身につく。
この使い方は、「同時に起こる変化」や「時間の経過による結果」を述べる際に便利です。
使い方14:in the same direction as something(〜と同じ方向に)
この「with」は、物理的な方向や流れに沿って何かが動いていることを表します。
英文例と和訳
Marine mammals generally swim with the current.
海洋哺乳類は通常、海流に沿って泳ぐ。
ここでは、「with the current」は「流れに逆らわずに」という自然の流れと調和した動きを示しています。
使い方15:showing that something/somebody has been separated from something/somebody(〜を手放す、〜から離れる)
「with」はこの文脈では、「〜を手放す」「〜なしでやっていく」という意味になります。否定形と一緒に使われることが多いです。
英文例と和訳
I could never part with this ring.
私はこの指輪を決して手放せない。
Can we dispense with the formalities?
形式的な挨拶は省きましょうか?
「part with」「dispense with」のような表現で、所有物や儀式的なことから「離れる」ことを表します。
使い方16:despite something(〜にもかかわらず)
この用法の「with」は、譲歩や逆説を表します。日本語の「〜があっても」「〜なのに」と似た意味合いを持ちます。
英文例と和訳
With all her faults, I still love her.
彼女には欠点がたくさんあるけど、私はそれでも彼女を愛している。
この「with」は、「〜にも関わらず」という強い意味で、ポジティブな感情や態度を際立たせるときに使われます。
使い方17:used in exclamations(感嘆文・命令文で使われる表現)
この使い方の「with」は、命令や感情を込めた感嘆文の中で使われます。日常会話や書き言葉で、強い命令や願望を伝える表現として登場します。
英文例と和訳
Off to bed with you!
さあ、寝なさい!
Down with school!
学校なんてなくなればいいのに!
このように、「with」は命令や感情的な叫びの中で、「〜しろ」「〜に消え失せろ」という強い意味を持つことがあります。
まとめ:多彩な「with」の世界をマスターしよう
このように、「with」は単なる「一緒に」を表す前置詞ではなく、持ち物や特徴の表現、道具の使用、感情・状態、対立関係、原因や変化、譲歩や命令文に至るまで、非常に多彩な意味を持つ重要な語です。
特に以下の点を押さえると、より深く理解できます。
- 基本形:「with + 名詞」の形でさまざまな意味に変化する。
- 文脈重視:「with」の意味は状況や動詞の組み合わせによって決まる。
- イメージ:「共にあるもの」「伴っているもの」「その状態であるもの」が基本の発想。
英語学習者にとって、これらの使い方を理解することは、自然で豊かな表現力を身につけるうえで不可欠です。実際の会話や文章に出てきた「with」に注目して、その意味を文脈から読み取っていきましょう。
イディオムで学ぶ「with」の使い方
前置詞「with」は単体での使い方だけでなく、イディオムの中でも頻繁に使われます。ここでは、Oxford Learner’s Dictionaries に基づいた代表的な「with」を含むイディオムを紹介し、それぞれの意味や使い方を例文とともに丁寧に解説します。
be with somebody (on something):〜に賛成する、支持する
この表現は、「誰かの意見や立場に賛成・同意する」という意味です。特に議論や会話の中で、味方や賛同を示すときによく使われます。
We’re all with you on this one.
この件に関しては、私たちはみんな君の味方だよ。
be with me/you:話を理解している、ついてこれている
これはカジュアルな会話で、「話の流れを理解しているかどうか」を確認する際に使われる表現です。
Are you with me?
ついてきてる?
I’m afraid I’m not quite with you.
すみません、ちょっと話についていけていません。
with it(インフォーマル)
この表現には2つの意味があります。文脈によってどちらの意味かを判断することが大切です。
① 周囲の状況を理解している/頭がはっきりしている
You don’t seem very with it today.
今日はちょっとぼんやりしてるね。
②(時代・流行に)敏感である、おしゃれである(やや古風)
Don’t you have anything more with it to wear?
もっとイケてる服ないの?
with that:それを言うとすぐに/それが終わるとすぐに
「その一言を最後に〜」「それをきっかけに〜」といった意味合いで、物語的な展開や描写によく使われます。
He muttered a few words of apology and with that he left.
彼は小声で謝りの言葉をつぶやくと、それきり立ち去った。
まとめ:イディオムでも「with」は大活躍!
「with」は、前置詞としての基本用法だけでなく、会話や文章の中でイディオムとしても頻出します。
こうした表現を押さえておくことで、ネイティブの自然な英語にもグッと近づけます。
この記事を書いた人

- イギリス人で英語と日本語のバイリンガルです!言語が大好きなので、毎日日本語を勉強しています。日本人があまり知らないネイティブ表現を紹介できれば嬉しいです。