前置詞「as」の奥深き世界を徹底解説!前置詞の世界を分析しようシリーズ

「as」という単語は、前置詞、接続詞、副詞と多くの品詞を持つ英単語ですが、この記事では「前置詞」としての用法に絞って解説します。
「〜として」「〜のように見える」といった意味合いを中心に、Oxford Learner’s Dictionariesの定義と例文を元に、混乱しやすいポイントを丁寧に紐解いていきます。英語学習者や英語教育関係者にとっても実用性の高い内容です。


使い方1:〜のように見える、〜として登場する(外見・変装)

この用法では、「as」は「〜のように」「〜の姿で」という意味を持ち、見た目や外見に焦点を当てた表現になります。特定の人物・物事に見えるようにしている状態や、何かになりすましている場合によく使われます。

例文と日本語訳

They were all dressed as clowns.
彼らは全員ピエロの格好をしていた。

The bomb was disguised as a package.
その爆弾は小包に偽装されていた。

このように、「as」の後には、装いの対象や変装先が置かれ、主語がそれに見えるようにしている、またはそう装っていることを表します。パーティーでの仮装や、スパイ映画のような変装シーンなど、シチュエーションに富んだ表現が可能です。


使い方2:〜という職業・役割・立場で(機能・役目)

ここでは、「as」は「〜として(の役割で)」という意味で、人物の職業や社会的立場、物の用途・機能などを表します。見た目や姿ではなく、本来の「役割や機能」に焦点が当たります。

例文と日本語訳

She works as a courier.
彼女は配達員として働いている。

Treat me as a friend.
友達として接してほしい。

I respect him as a doctor.
私は彼を医者として尊敬している。

You can use that glass as a vase.
そのグラスは花瓶としても使えるよ。

The news came as a shock.
その知らせはショックとして伝わってきた。

人間関係における立場(friend、doctor)や、物の代用(vase)、抽象的な感情表現(shock)など、「as」は非常に幅広い文脈で活躍します。重要なのは、その対象が「何として扱われているか」「どんな役割を担っているか」です。


使い方3:〜のときに(過去の身分・状態)

「as」は過去のある時期の状態を指す時にも用いられます。この場合、主語が過去にどんな存在だったかを表現し、「〜の頃に」「〜だったときに」と訳すのが自然です。

例文と日本語訳

She had been there often as a child.
彼女は子どもの頃、その場所によく来ていた。

このように、「as」は過去の年齢や身分、立場を指すことで、主語がその時にどのような存在だったかを描写します。回想シーンや人生の振り返りなど、物語的な文脈でよく使われます。


まとめ:前置詞「as」を使いこなすために

「as」は多義的な単語ですが、前置詞として使われる場合の基本は「ある存在や立場としての視点」を提供することにあります。見た目であれ、機能であれ、過去の状態であれ、「何として存在しているか/いたか」を表すのがこの用法の特徴です。

学習ポイントまとめ

  • 「〜のように見える」:外見や仮装、変装を表す
  • 「〜として機能する」:職業、用途、役割などを説明
  • 「〜のときに」:過去の状態や年齢を示す

英語学習では、「as」の使い方に戸惑うこともありますが、今回ご紹介した3つの基本用法を押さえておけば、前置詞「as」の理解が格段に深まるはずです。

この記事を書いた人

いぎリス
いぎリス
イギリス人で英語と日本語のバイリンガルです!言語が大好きなので、毎日日本語を勉強しています。日本人があまり知らないネイティブ表現を紹介できれば嬉しいです。