前置詞「among」の奥深き世界を徹底解説!前置詞の世界を分析しようシリーズ

「among」という前置詞は、何かや誰かの間で、あるいはその中で何かがあるという状況を表します。この前置詞は、物理的な空間やグループ内の位置、さらには複数の人々や物事が関わる状況を描写するために使われます。本記事では、「among」の使い方を詳細に解説し、どのようなシチュエーションで最も効果的に使われるかを掘り下げていきます。
使い方1:何かに囲まれている、またはその中にある
「among」は、物や人が集まっている中に何かが存在することを示す時に使われます。特に、そのものや人々が均等に分布しているか、同じグループに属していることを強調するために使われます。この使い方では、「among」は、周囲に囲まれている状態や、何かが他の物や人の中で位置していることを示します。
例文と解説
- a house among the trees
木々の中の家 この例では、「among」が木々の間にある家を示しています。「among the trees」は、木々に囲まれた場所に家があることを表しています。物理的に「何かが囲まれている」または「その中にある」状況を描写する際に使われます。 - They strolled among the crowds.
彼らは群衆の中を歩いた。 こちらでは、「among the crowds」が「群衆の中で」という意味で使われています。何かや誰かが他の人々に囲まれ、その中に位置している状況です。特に、「crowds」という複数の人々が集まっている場所で、歩いたり動いたりする様子を表しています。 - I found the letter amongst his papers.
彼の書類の中で手紙を見つけた。 この例では、「amongst his papers」が「彼の書類の中で」という意味で使われています。「amongst」は「among」とほぼ同じ意味で、書類の中に手紙がある状況を表します。
補足:この「among」はどんな言葉とよく組み合わさる?
「among」は、何かの中で囲まれていることを表すため、特に「trees」「people」「crowds」などの名詞と一緒に使われることがよくあります。また、「members」「friends」「survivors」などのグループや、複数のものが関わる状況ともよく使われます。
- among the trees(木々の中で)
- among the people(人々の中で)
- among the crowd(群衆の中で)
- among friends(友達の中で)
- among the survivors(生存者の中で)
これらの表現は、物理的に囲まれている状態や、グループ内で何かが行われている状況を示す際に使われます。
使い方2:グループ内で何かが起こる、または誰かがその一部である
「among」はまた、グループや集団内での位置や関係を表すために使われます。ここでは、何かが特定の集団やグループの一部であることを示すために使われることが一般的です。
例文と解説
- A British woman was among the survivors.
イギリス人女性は生存者の中にいた。 この文では、「among the survivors」が「生存者の中に」という意味で、イギリス人女性が生存者という集団の一部であることを示しています。特に、グループ内で何かがある場合に使われます。 - He was among the last to leave.
彼は最後に出発した人々の中の一人だった。 ここでは、「among the last to leave」が「最後に出発した人々の中に」となり、出発した人々というグループの中で彼の位置が示されています。この用法は、何かが複数の選択肢の中で、どの位置に属するのかを示す時に使われます。 - This attitude is common among the under-25s.
この態度は25歳未満の人々の間で一般的だ。 「among the under-25s」が「25歳未満の人々の間で」という意味で、特定のグループ(25歳未満の人々)に共通する態度を表しています。
補足:この「among」はどんな言葉とよく組み合わさる?
「among」は、グループや集団に関する名詞とよく組み合わさります。例えば、年齢層、職業、国籍、または何かのカテゴリーに関連する名詞と一緒に使われることが多いです。
- among the students(学生の間で)
- among the workers(労働者の間で)
- among the elderly(高齢者の間で)
- among the members(メンバーの間で)
これらの表現は、特定のグループや集団内での状態や状況を表す際に使われます。
まとめ
「among」は、物理的に何かが囲まれている場合や、複数の人々や物の中で何かが存在する場合に使われる前置詞です。また、グループ内で何かが共有されている、またはグループの一部であることを示す際にも使用されます。物理的な配置やグループ内の関係を強調するために「among」は非常に便利な前置詞です。
使い方3:何かを分けたり選んだりする際に、3人以上の人や物が関わる時
「among」は、何かを3人以上の人々や物の間で分けたり、選んだりする場合にも使用されます。この使い方では、何かが複数の関係者や対象の間で公平に、または適切に分配されるという意味合いが強調されます。
例文と解説
- They divided the money up among their three children.
彼らはそのお金を3人の子供たちの間で分けた。 この文では、「among their three children」が「3人の子供たちの間で」という意味で使われています。ここでは、3人の子供たちにお金を分けるという状況が示されています。具体的に「3人以上」に何かを分ける場合に「among」を使うことが特徴です。 - The prizes were divided among the winners.
賞品は優勝者たちの間で分けられた。 ここでは、「among the winners」が「優勝者たちの間で」という意味で使われています。このように、「among」は、賞品などを複数の人々の間で分ける場合にも使われます。 - They decided to split the cost among the four friends.
彼らはその費用を4人の友達の間で分けることに決めた。 この例では、「among the four friends」が「4人の友達の間で」という意味で、費用を分け合うことを示しています。複数人で何かを共有する場合に使われる表現です。
補足:この「among」はどんな言葉とよく組み合わさる?
「among」は、特定のグループ内で物やお金、負担などを分ける場合に使われることが多いため、「children」「friends」「members」「winners」など、複数の人々やグループを表す名詞と一緒に使われます。
- among the children(子供たちの間で)
- among the friends(友達の間で)
- among the family members(家族の間で)
- among the winners(優勝者の間で)
- among the team members(チームメンバーの間で)
これらの表現は、何かを3人以上の人々や物の間で分ける状況を強調します。
まとめ
「among」は、物やお金、負担などを3人以上の人々や物の間で分ける、選ぶといった場合にも使われる前置詞です。この用法では、何かが複数の関係者の間で平等に分けられることを示します。「among」はそのような分配の状況を表現するために非常に便利で、具体的な数が複数である場合に使うことが多いです。
この記事を書いた人

- イギリス人で英語と日本語のバイリンガルです!言語が大好きなので、毎日日本語を勉強しています。日本人があまり知らないネイティブ表現を紹介できれば嬉しいです。