前置詞other thanの奥深き世界を徹底解説!前置詞の世界を分析しようシリーズ

英語の前置詞「other than」は、日常英会話からビジネスシーン、さらにはフォーマルな文書まで幅広く使われる表現です。しかし、その意味や使い方には微妙なニュアンスがあり、正しく理解するには注意が必要です。本記事では、Oxford Learner’s Dictionariesの定義をもとに、「other than」の使い方を詳しく解説していきます。
使い方 「〜以外」「〜を除いて」や「〜とは異なり」の意味で使う
「other than」は、主に否定文で使われ、「〜以外」「〜を除いて」や「〜とは異なって」という意味を持ちます。日常会話では、「except」や「apart from」に似た意味で使われることが多く、何かを除外したり、例外を示したりする際に便利な表現です。また、フォーマルな文脈では「異なる方法で」「〜とは違うやり方で」といった使い方をすることもあります。
この表現は、文中の文法的な役割や文脈によって、前置詞・接続詞のように使われることがあります。したがって、単純に「except」や「besides」と言い換えるのではなく、その用法に応じた理解が必要です。
例文と解説
I don’t know any French people other than you.
私はあなた以外のフランス人を知りません。
→ この文では「〜以外」という意味で使われており、「except you」とほぼ同義です。
We’re going away in June but other than that I’ll be here all summer.
6月には出かけますが、それ以外は夏の間ずっとここにいます。
→「other than that(それ以外)」という形で使われ、例外を示しています。
I have never known him to behave other than selfishly.
彼が利己的でないふうに振る舞ったのを見たことがない。
→ここでは「〜とは異なり」という意味で、フォーマルな場面に適しています。「selfishly(利己的に)」という副詞と共に、「〜以外の方法で」というニュアンスを伝えています。
補足:この「other than」はどんな言葉とよく組み合わさる?
「other than」は以下のような単語やフレーズとよく組み合わされます:
- people other than(〜以外の人)
- reasons other than(〜以外の理由)
- other than that(それ以外)
- nothing other than(〜に他ならない)
- other than + 副詞/形容詞(〜とは異なる方法で)
これらの組み合わせに注意しておくことで、より自然な英語表現が可能になります。また、ネイティブの会話を聞く際にも、意味を正しく捉えやすくなるでしょう。
この記事を書いた人

- イギリス人で英語と日本語のバイリンガルです!言語が大好きなので、毎日日本語を勉強しています。日本人があまり知らないネイティブ表現を紹介できれば嬉しいです。
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