come up withの意味と使い方を例文で紹介

英語を勉強していると、ネイティブがよく使う「come up with」というフレーズを耳にすることがあります。この句動詞はとても日常的で、会話やビジネス、ニュース記事などでも頻繁に登場します。今回は、「A group of us needed to come up with $1000 each to help a member of our group.(私たちのグループの一員を助けるために、それぞれ1000ドルを用意する必要があった)」という例文に出てくる使い方に焦点を当てて、「come up with」の意味や使い方、発音、由来などを詳しく解説していきます。


come up withの意味と使い方

このセクションでは、「come up with」の基本的な意味や用法を丁寧に解説していきます。

come up withの意味

「come up with」は、文脈によってさまざまな意味を持つ句動詞ですが、今回の例文での意味は「(お金などを)用意する」「捻出する」となります。誰かを助けるためや、特定の目的のために必要な金額や資源をなんとかして調達する場面で使われます。特に急に必要になったお金をかき集めるようなニュアンスを含むことが多いです。

例文では、「each」という単語があることから、グループの一人ひとりが1000ドルを「come up with(用意する)」必要があったことがわかります。つまり、「支払いのためにお金を捻出する」という具体的な行動を指しています。

come up withの使い方

「come up with」は基本的に「come up with + 名詞(アイデア・答え・金額など)」の形で使われます。今回の例文では、お金($1000)を用意するという意味で使われています。以下に類似の例文を紹介します。

例文1
We need to come up with the money by Friday.
金曜日までにそのお金を用意する必要がある。

例文2
She managed to come up with the rent just in time.
彼女はなんとかギリギリで家賃を用意した。

例文3
How did you come up with the cash so quickly?
どうやってそんなに早く現金を用意したの?

このように、金銭やリソースに関して「どうにかして準備する」「かき集める」という意味合いで非常に便利な表現です。

come up withの発音の仕方

「come up with」は英語で以下のように発音されます。

発音記号(IPA):/kʌm ʌp wɪð/ または /kʌm ʌp wɪθ/
アクセントは「come」にあります(COME up with)。

このフレーズはすべて機能語の組み合わせのため、文中ではつながって発音され、速く発音されることが多いです。「comeupwith」のように聞こえることもありますので、リスニングの際には注意が必要です。

come up withの由来

「come up with」は、英語の句動詞の一種で、「come(来る)」+「up(上に)」+「with(〜を持って)」という構成から成り立っています。もともとは「何かを持って現れる」「何かを提示する」という意味から派生し、そこから「考えを思いつく」や「お金やアイデアなどを提供する」という意味で使われるようになりました。

特に「up」という語が加わることで、「努力して達成する」「何かを引き出す」というニュアンスが生まれ、そこに「with」が加わることで「それを伴ってやってくる」というイメージになります。現代英語では、単に「用意する」「生み出す」「提示する」といった実用的な意味で用いられます。


come up withを会話で使ってみよう

ここでは、「come up with」を実際の会話でどう使えばいいか、典型的なパターンをいくつか紹介します。


パターン1:お金を用意するシチュエーション

John: I can’t believe we need to come up with $5000 for the repairs.
Susie: Yeah, it’s a lot. Do you think we can split it among everyone?

ジョン:修理費で5000ドルを用意しなきゃいけないなんて信じられないよ。
スージー:ほんとに高いね。みんなで分担すればなんとかなるかな?


パターン2:急な出費に対応

Susie: My car broke down and I have to come up with $800 for the mechanic.
John: Ouch. Do you need help covering the cost?

スージー:車が壊れて、修理代に800ドル必要なの。
ジョン:うわ、大変だね。費用のことで手伝おうか?


パターン3:友人を助けるために資金を用意

John: A group of us are trying to come up with enough money to help Kevin.
Susie: That’s so kind. Let me know how I can contribute.

ジョン:みんなでケビンを助けるために必要なお金を用意しようとしてるんだ。
スージー:すごく素敵なことね。私も何か協力できることがあれば教えて。


まとめ

「come up with」は、特に今回の例文のように「お金を用意する」「資金を捻出する」といった状況で非常によく使われるフレーズです。構文としてもシンプルで、「come up with+名詞」という形を覚えておけば、会話やビジネスシーンでもすぐに応用できます。

この句動詞の持つニュアンスや発音、由来まで理解しておくことで、より自然な英語表現が可能になります。ぜひ、例文や会話のパターンを参考にして、日常会話やライティングに取り入れてみてください。

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この記事を書いた人

いぎリス
いぎリス
イギリス人で英語と日本語のバイリンガルです!言語が大好きなので、毎日日本語を勉強しています。日本人があまり知らないネイティブ表現を紹介できれば嬉しいです。