前置詞「amid」の奥深き世界を徹底解説!前置詞の世界を分析しようシリーズ

「amid」という前置詞は、ある出来事の中やその影響を受けている状況を表す際に使います。特に、興奮や恐怖を引き起こすような出来事の中で何かが起こった場合や、周囲に何かが存在する状況を描写するときに使われます。この記事では、「amid」の使い方を詳しく解説し、どのような場面で使われるのかを掘り下げていきます。
使い方1:何かの中で、特に興奮や恐怖を伴う出来事の中で
「amid」は、特に強い感情を伴う出来事や状況の中で使われます。これには、騒動、興奮、恐怖、混乱など、何かが起こっている最中を示す意味が含まれます。この前置詞は、状況が進行中であることや、何かがその出来事の影響下にあることを強調します。
例文と解説
He finished his speech amid tremendous applause.
彼は大きな拍手の中で演説を終えた。
この文では、「amid tremendous applause」が「大きな拍手の中で」という意味で使われており、演説が終わった瞬間の状況を強調しています。特に「tremendous applause(大きな拍手)」という語が感情的な高まりを表しており、その中で演説が終わったことが強調されています。
The firm collapsed amid allegations of fraud.
その会社は詐欺の告発の中で倒産した。
こちらでは、「amid allegations of fraud」が「詐欺の告発の中で」という意味で、会社が倒産した状況を描写しています。告発という社会的に重要な出来事の中で倒産したことが、会社の状況をよりドラマチックにしています。
補足:この「amid」はどんな言葉とよく組み合わさる?
「amid」は、通常、感情的な出来事や大きな出来事と共に使われる名詞と一緒に使われます。特に「crisis」「chaos」「applause」「protests」など、強い感情や出来事に関連する名詞と組み合わせることが一般的です。
- amid chaos(混乱の中で)
- amid protests(抗議の中で)
- amid uncertainty(不確実性の中で)
- amid controversy(論争の中で)
これらの表現は、特定の感情的または社会的な状況の中で何かが起こることを示し、その影響を強調する際に使用されます。
使い方2:何かに囲まれている状況
「amid」は、物理的な場所や環境の中で囲まれている状態を表すときにも使われます。この場合、何かが周囲に存在することを示すため、物理的な配置を強調します。
例文と解説
The hotel was in a beautiful position amid lemon groves.
そのホテルはレモン畑の中の美しい位置にあった。
ここでは、「amid lemon groves」が「レモン畑の中に」という意味で使われており、ホテルがレモン畑に囲まれた場所に位置していることを表しています。この用法では、物理的な場所や環境の中で何かが存在している状況を描写しています。
補足:この「amid」はどんな言葉とよく組み合わさる?
「amid」は、物理的な場所や環境と組み合わせるときに使われます。特に「trees」「mountains」「flowers」など、自然環境を表す名詞や、「buildings」「crowds」など、人々や物が集まっている状況を表す名詞と共に使われることが多いです。
- amid the trees(木々の中で)
- amid the flowers(花々の中で)
- amid the crowds(群衆の中で)
- amid the mountains(山々の中で)
これらの表現は、特定の環境に囲まれている状況を示し、その場所がどのような特徴を持っているのかを強調します。
まとめ
「amid」は、何かの中で、特に感情的な高まりや出来事が進行している最中を示す前置詞です。また、物理的な環境の中で囲まれている状態にも使われます。感情や出来事、物理的な環境の影響を強調するために使用されるこの前置詞は、状況をよりドラマチックに描写する際に有効です。
この記事を書いた人

- イギリス人で英語と日本語のバイリンガルです!言語が大好きなので、毎日日本語を勉強しています。日本人があまり知らないネイティブ表現を紹介できれば嬉しいです。