前置詞as forの奥深き世界を徹底解説!前置詞の世界を分析しようシリーズ

英語学習者にとって、「as for」はシンプルながら非常に便利な表現です。この表現をうまく使いこなすことで、会話や文章における話題転換や焦点の提示がぐっと自然になります。今回はOxford Learner’s Dictionariesの定義に基づいて、「as for」の使い方を例文つきで徹底的に解説します。
使い方1:話題を切り替える・特定の話題を取り上げる
「as for」は、文や会話の中で話題を切り替える際によく使われる前置詞句です。日本語にすると「〜について言えば」「〜に関しては」と訳されることが多く、新しいトピックを導入する際に便利です。この表現は、情報を整理しながら相手に伝える場面でよく使われ、特にスピーチやエッセイ、日常会話などで活躍します。
「as for」は、他の話題に言及した後に使うのが自然で、続く名詞や代名詞を文の主語として新しい話の流れを作ります。使いこなせれば、あなたの英語は一段と論理的で、わかりやすくなるはずです。
例文と解説
As for Jo, she’s doing fine.
ジョーについて言えば、彼女は元気にやってるよ。
→ この文では、「ジョー」という人物について新たに話題を転じています。それまでの会話の流れとは違う対象に焦点を移しているのがわかります。
As for food for the party, that’s all being taken care of.
パーティーの食べ物に関しては、すべて手配済みです。
→ パーティーの準備について話している文脈の中で、食べ物の話題を特に取り上げて説明をしています。
As for the budget, we’ll have to make some cuts.
予算に関して言えば、いくつか削減が必要でしょう。
→ 予算という具体的なトピックに切り替えて、話の中心を移しています。
「as for」はこのように、「話題の焦点を変える」ためのサインとして非常に便利です。
補足:この「as for」はどんな言葉とよく組み合わさる?
「as for」は名詞や代名詞とセットで使われることがほとんどです。以下に、よくある組み合わせをいくつか紹介します。
- as for me / you / her / them
自分や他人に話題を移すときに使う。 - as for the situation / the plan / the problem
状況や物事について切り替えて話す時に便利。 - as for the money / the deadline / the weather
具体的な名詞に対して言及する時に自然。
例:
As for the weather, it should clear up by tomorrow.
天気について言えば、明日までには晴れるでしょう。
As for you, I think you should apologize.
君について言えば、謝った方がいいと思うよ。
まとめ
「as for」は、会話や文章の中で自然に話題を切り替えるための非常に便利な表現です。文頭に置いて、対象となる名詞や代名詞に焦点を当てることで、情報の流れを整理する役割を果たします。特にスピーチやエッセイでは重宝される表現なので、ぜひ積極的に使ってみてください。
次回は「as to」との違いや、ビジネス文書での活用法についても掘り下げていく予定です。お楽しみに!
この記事を書いた人

- イギリス人で英語と日本語のバイリンガルです!言語が大好きなので、毎日日本語を勉強しています。日本人があまり知らないネイティブ表現を紹介できれば嬉しいです。