前置詞forの奥深き世界を徹底解説!前置詞の世界を分析しようシリーズ

英語学習者が必ず出会う前置詞「for」。一見シンプルに見えるこの単語ですが、実は非常に多くの使い方があります。本記事ではOxford Learner’s Dictionariesの定義をもとに、「for」の用法を丁寧に解説していきます。例文と日本語訳も交え、ネイティブ感覚を身につけるお手伝いをします。
- 使い方1:誰かのために/使う目的で使われる「for」
- 使い方2:助けや代行の「for」
- 使い方3:目的・機能を示す「for」
- 使い方4:理由・原因を示す「for」
- 使い方5:~を得るための「for」
- 使い方6:期間や時間の「for」
- 使い方7:距離を示す「for」
- 使い方8:目的地や進路を示す「for」
- 使い方9:予定された時間・機会を示す「for」
- 使い方10:交換・対価を示す「for」
- 使い方11:雇用主や雇用関係の「for」
- 使い方12:つながりや関係を示す「for」
- 使い方13:as a representative of 代表・意味・支持・比較・視点の「for」
- 使い方14:meaning 意味の「for」
- 使い方15:支持の「for」
- 使い方16:評価・判断の対象としての「for」
- 使い方17:誰がすべきか・決めるべきかを示す「for」
- 使い方18:変化の結果としての「for」
- 使い方19:「~にしては」「~としては」【期待値との比較】
使い方1:誰かのために/使う目的で使われる「for」
前置詞「for」は、「~のために」「~用に」といった意味で、非常に基本的かつ頻出の使い方です。誰かに向けた意図や、何かの目的地・用途を示すときに使われます。この用法は英会話でもビジネスでも頻繁に使われるので、確実に身につけておきましょう。
例文と訳:
There’s a letter for you.
あなた宛の手紙があります。
It’s a book for children.
これは子ども向けの本です。
We got a new table for the dining room.
ダイニング用に新しいテーブルを買いました。
This is the place for me.
ここが私にはぴったりの場所です。
使い方2:助けや代行の「for」
誰かを助けたり、代わりに何かをしてあげる場合にも「for」が使われます。この使い方では、「~のために行動する」「~の代わりに行う」といったニュアンスになります。
例文と訳:
What can I do for you?
何かお手伝いできますか?
Can you translate this letter for me?
この手紙を私のために翻訳してくれますか?
I took her classes for her while she was sick.
彼女が病気の間、私は彼女の授業を代わりに受けました。
Soldiers fighting for their country.
自国のために戦う兵士たち。
使い方3:目的・機能を示す「for」
ある物や行動の目的や機能を示す際にも「for」は活躍します。この意味では「~用の」「~するための」などと訳され、道具や行動に関連付けられます。
例文と訳:
a machine for slicing bread
パンをスライスするための機械
Let’s go for a walk.
散歩に行こう。
Are you learning English for pleasure or for your work?
あなたは楽しみのために英語を学んでいるのですか?それとも仕事のためですか?
What did you do that for?
なぜそんなことをしたの?
使い方4:理由・原因を示す「for」
「for」はある出来事や行動の理由や原因を示すことができます。この場合は「~のために」「~によって」「~が理由で」などと訳されます。
例文と訳:
The town is famous for its cathedral.
その町は大聖堂で有名です。
She gave me a watch for my birthday.
彼女は私の誕生日に腕時計をくれました。
He got an award for bravery.
彼は勇敢さに対して賞をもらいました。
I couldn’t speak for laughing.
笑いすぎて話せなかった。
He didn’t answer for fear of hurting her.
彼女を傷つけるのが怖くて彼は答えなかった。
使い方5:~を得るための「for」
欲しいものや情報、機会などを「得るために」という意味でも「for」は使われます。「~を求めて」「~のために」といった訳が自然です。
例文と訳:
He came to me for advice.
彼は助言を求めて私のところへ来た。
For more information, call this number.
詳しくはこの番号にお電話ください。
There were over fifty applicants for the job.
その職には50人以上の応募者がいました。
使い方6:期間や時間の「for」
「for」は、ある行動や状態がどれくらいの時間続くのかを示す際にも使われます。「~の間」「~の期間」という意味になります。
例文と訳:
I’m going away for a few days.
数日間出かけます。
That’s all the news there is for now.
今のところ、これがすべてのニュースです。
使い方7:距離を示す「for」
「for」は空間的な距離にも用いられます。「~の距離」「~に渡って」といった意味合いです。
例文と訳:
The road went on for miles and miles.
その道は何マイルも続いていた。
使い方8:目的地や進路を示す「for」
「for」は、ある場所や目的に向かって進んでいることを示す際にも使われます。この用法は「~行きの」「~に向かう」と訳されます。旅行、進路、運命など、抽象的・具体的な「行き先」を表す際に有効です。
例文と訳:
Is this the bus for Chicago?
これはシカゴ行きのバスですか?
She knew she was destined for a great future.
彼女は偉大な未来に向かう運命にあると分かっていた。
使い方9:予定された時間・機会を示す「for」
イベントや予定がいつ起こるかを示す場合に「for」が使われます。このときは「~のために設定された」「~予定の」という意味になります。
例文と訳:
an appointment for May 12
5月12日の予約
We’re invited for 7.30.
私たちは7時半に招待されています。
使い方10:交換・対価を示す「for」
「for」は物や価値の交換、または金銭的価値との引き換えに使われます。この場合「~と引き換えに」「~の値段で」と訳します。
例文と訳:
Copies are available for two dollars each.
コピーは1部2ドルで入手可能です。
I’ll swap these two bottles for that one.
この2本とあの1本を交換しよう。
使い方11:雇用主や雇用関係の「for」
誰かのために働く、雇われている、という意味でも「for」が使われます。
例文と訳:
She’s working for an insurance company.
彼女は保険会社で働いています。
使い方12:つながりや関係を示す「for」
「for」は「~に関して」「~にとって」といった文脈でも使われます。この用法では、心配・配慮・感情などに関連します。
例文と訳:
They are anxious for her safety.
彼らは彼女の安全を心配しています。
Fortunately for us, the weather changed.
私たちにとって幸運なことに、天気が変わった。
使い方13:as a representative of 代表・意味・支持・比較・視点の「for」
「for」には「代表として」「~を意味して」「~を支持して」「~にしては」「~の視点から」といった多彩な意味も含まれています。文脈に応じて柔軟に訳す必要があります。
例文と訳:
I am speaking for everyone in this department.
この部署全員を代表して話しています。
使い方14:meaning 意味の「for」
「for」には「~を意味して」の意味も含まれています。
例文と訳:
Shaking your head for ‘No’ is not universal.
首を振ることで「いいえ」を表すのは、全世界共通ではありません。
使い方15:支持の「for」
「for」には「~を支持して」の意味も含まれています。
例文と訳:
Are you for or against the proposal?
その提案に賛成ですか、反対ですか?
They voted for independence in a referendum.
彼らは国民投票で独立に賛成票を投じました。
There’s a strong case for postponing the exam.
試験を延期すべきという強い理由があります。
I’m all for people having fun.
私は人々が楽しむことに大賛成です。
使い方16:評価・判断の対象としての「for」
「for」は、行動や状況に対する評価・判断、あるいはその難易度・必要性を述べる場合にも用いられます。「~にとって」といった意味合いを持ちます。
例文と訳:
It’s useless for us to continue.
私たちが続けても無駄です。
There’s no need for you to go.
あなたが行く必要はありません。
For her to have survived such an ordeal was remarkable.
彼女があのような試練を生き延びたのは驚くべきことです。
The box is too heavy for me to lift.
この箱は私には重すぎて持ち上がりません。
Is it clear enough for you to read?
読めるくらいにはっきりしていますか?
使い方17:誰がすべきか・決めるべきかを示す「for」
「for」は、ある責任や決定が誰にあるのかを示す時にも使われます。「~がすべき」「~が決めるべき」といった意味になります。
例文と訳:
It’s not for me to say why he left.
彼がなぜ辞めたのかを言う立場にはありません。
How to spend the money is for you to decide.
お金の使い道を決めるのはあなたです。
使い方18:変化の結果としての「for」
「for」は、何かが変わったことでより良くなった、幸せになった、などのポジティブな結果を示すときに使われます。「~のおかげで」「~によってよくなった」というニュアンスです。
例文と訳:
You’ll feel better for a good night’s sleep.
ぐっすり眠れば気分がよくなりますよ。
This room would look more cheerful for a spot of paint.
この部屋は少しペンキを塗ればもっと明るく見えるでしょう。
使い方19:「~にしては」「~としては」【期待値との比較】
この使い方では、ある人や物の「基準」や「通常の期待値」に照らして、何かが良い・悪い・多い・少ないなどを評価します。つまり、「この年齢にしては」「初心者にしては」「この季節にしては」など、ある前提条件をふまえて相対的な判断を表す表現です。
🔸例文と解説
① The weather was warm for the time of year.
(その季節にしては天気が暖かかった)
- 「the time of year(その時期、季節)」に対する通常の気温と比べて、暖かかったという意味です。
- 日本語の感覚では「季節の割には暖かかった」が自然。
② She’s tall for her age.
(彼女は年齢の割に背が高い)
- 「her age(彼女の年齢)」に対して、平均よりも背が高いという比較。
- 「年齢にしては」というのがポイントで、「全体として背が高い」わけではなく、「同年代と比べて」という相対評価です。
③ He’s not bad for a beginner.
(初心者にしては悪くない)
- 初心者という前提を考えると、予想以上に良いという意味。
- 「for a beginner」は基準であり、そこに照らして「not bad(悪くない)」と評価しています。
- この文の裏には「初心者ならもっとひどくてもおかしくない」という暗黙の前提があります。
④ That’s too much responsibility for a child.
(子供にしては責任が重すぎる)
- 「a child(子供)」という立場から見ると、その責任は重すぎるという判断。
- 「子供には荷が重い」と自然な訳になることも。
💡補足:この「for」はどんな言葉とよく組み合わさる?
以下のような「比較対象」と一緒に使われることが多いです:
- for her/his/your age(年齢の割に)
- for a beginner / expert(初心者/専門家にしては)
- for the time of year / season(時期・季節にしては)
- for a child / adult(子供/大人にしては)
- for someone in his position(彼の立場にしては)
この記事を書いた人

- イギリス人で英語と日本語のバイリンガルです!言語が大好きなので、毎日日本語を勉強しています。日本人があまり知らないネイティブ表現を紹介できれば嬉しいです。