前置詞includingの奥深き世界を徹底解説!前置詞の世界を分析しようシリーズ

英語を学ぶ上で見逃しがちな前置詞「including」ですが、実は非常に便利で幅広く使われている語です。本記事では、「including」の意味や使い方を具体例とともにわかりやすく解説します。実用性の高い用法をマスターして、英語表現をより豊かにしましょう。


使い方:グループやセットの一部を示す「including」

「including」は、「〜を含めて」「〜を含んで」と訳される前置詞で、ある集合やグループに含まれる具体的な要素を示すときに使います。基本的には、全体の中の一部を強調したいときに使われ、文章に具体性や明確さを加えることができます。

たとえば、「5人がそのイベントに参加した。その中には有名人も含まれていた」というような文脈で、「including a celebrity」という具合に使います。特定の情報を強調したいときに非常に便利な表現です。

また、「including」は「〜を除いて」という意味の「excluding」と対になる概念でもあります。価格や人数、日程の説明など、様々な場面で頻繁に登場する実用的な前置詞です。


例文と解説

I’ve got three days’ holiday including New Year’s Day.
私は元日を含む3日間の休暇があります。

→ 「including New Year’s Day」で、「元日を含めて」という意味になります。このように、休暇やスケジュールなどの説明で、特定の日を強調するのに便利です。


Six people were killed in the riot, including a policeman.
暴動で6人が亡くなり、その中には警察官も含まれていました。

→ 全体の数(6人)の中に、特定の人物(警察官)が含まれていることを示す用法です。「including」を使うことで、印象的な情報を追加できます。


It’s £7.50, not including tax.
税込ではなく、税抜きで7.50ポンドです。

→ 「not including」の形で使えば「〜を含まない」、つまり「除く」という意味になります。このように、「including」は「not」を前につけることで逆の意味になることも覚えておきましょう。


補足:この「including」はどんな言葉とよく組み合わさる?

「including」は以下のような名詞と一緒に使われることが多いです。これらをセットで覚えると実用性が一気に上がります。

  • including tax(税金を含めて)
  • including shipping(送料込みで)
  • including breakfast(朝食付きで)
  • including children(子供を含めて)
  • including weekends(週末を含めて)
  • including yourself(あなた自身を含めて)

これらの表現は、旅行、ショッピング、スケジュール管理など日常的な場面で非常によく使われます。


まとめ

前置詞「including」は、「〜を含めて」という意味を持ち、グループや集合の中の特定の要素を明確に示すために使われます。例文からも分かるように、人数、価格、日付、条件などの情報に具体性を持たせる役割があります。また、「not including」の形で「〜を除く」と逆の意味を持たせることもできるため、柔軟な使い方が可能です。

特定の情報を目立たせたり、詳細を明示したいときには、「including」を効果的に使ってみましょう。英語の表現力が一段とアップするはずです。

この記事を書いた人

いぎリス
いぎリス
イギリス人で英語と日本語のバイリンガルです!言語が大好きなので、毎日日本語を勉強しています。日本人があまり知らないネイティブ表現を紹介できれば嬉しいです。