前置詞「off」の奥深き世界を徹底解説!前置詞の世界を分析しようシリーズ

英語の前置詞「off」は、「離れる」「取り除かれる」など多彩な意味を持つ重要な語句です。日本語ではひとことで訳しきれない微妙なニュアンスを含むため、正確に理解するには使い方ごとの分析が必要です。この記事では、「off」の主要な使い方を一つずつ丁寧に解説していきます。


使い方1:場所や時間的な「離れた位置」を表す「off」

「off」のもっとも基本的な使い方の一つは、「何かから離れている」「下に落ちる」「物理的または時間的な距離がある」という意味を表す用法です。例えば、「はしごから落ちる」「草の上に入らないで」「海岸から離れた島」など、位置的な「離れ」を表現するときに使われます。この「off」は、空間的・地理的・時間的に何かから離れているというイメージを持つと理解しやすくなります。


例文と解説

I fell off the ladder.
私ははしごから落ちた。
→「off the ladder」は「はしごから(離れて)」という意味です。「off」は何かの上にあったものが、その位置から離れる動きを表しています。

Keep off the grass!
芝生に入らないで!
→「off the grass」は「芝生の上に乗らないように」という命令文。物理的に芝生から離れた場所にいてほしい、という意味です。

An island off the coast of Spain
スペインの海岸沖にある島
→「off the coast」は「海岸から離れている位置」という意味で、「〜沖にある」と訳されます。

They were still 100 metres off the summit.
彼らはまだ頂上から100メートル離れていた。
→「off the summit」で「頂上から距離がある」という意味を表しています。

We’re getting right off the subject.
話題から完全に逸れているね。
→ここでは比喩的に「話題から離れる」という意味でも使われており、空間的ではなく概念的な「距離」を示しています。


補足:この「off」はどんな言葉とよく組み合わさる?

この用法の「off」は、以下のような語とよく一緒に使われます。

  • fall off(〜から落ちる)
  • jump off(〜から飛び降りる)
  • keep off(〜に近づかない)
  • off the coast(海岸沖)
  • off the subject(話題から逸れる)
  • off the road(道から外れる)

「off」は、物理的な対象(ladder, coast, summit)だけでなく、抽象的な話題(subject)などとも結びついて、「離れる」イメージを共有しています。


使い方1まとめ

「off」は、物理的・時間的・概念的に「何かから離れている」状態を示す重要な前置詞です。動詞や名詞と組み合わさることで、多彩な表現が可能になります。実際の英会話や読解において、この用法を知っておくことで、状況を正確に把握する力が格段にアップします。次回は「何かを取り除く」という意味で使われる「off」の使い方を詳しく見ていきましょう。

使い方2:物が取り除かれたことを示す「off」

前置詞「off」は、何かが「取り除かれた」「削られた」「分離された」ことを表すときに使われます。この使い方は、非常に日常的なシーンで多く登場し、たとえば「蓋を外す」「髪を少し切る」などの表現にピッタリです。この用法では、何かが物理的に他のものから「離れる」動作が強調されるのが特徴です。

「off」をこのように使うことで、具体的に「どこから離れたのか」「何が取り除かれたのか」を明確に示すことができます。特に口語表現やカジュアルな文脈でよく登場するため、日常英会話において非常に便利な用法です。


例文と解説

You need to take the top off the bottle first.
まずボトルの蓋を外す必要があります。

→ ここでは「take off」で「取り外す」という動作を表しています。「off the bottle」で「ボトルから離す=蓋を外す」というイメージになります。

I want about an inch off the back of my hair.
髪の後ろを1インチくらい切ってほしいです。

→ 美容院でよく使われる表現。「an inch off the back」=「後ろの部分から1インチ取り除く」=「1インチ分切る」という意味になります。

Can you wipe that mark off the table?
テーブルのその汚れを拭き取ってもらえる?

→ 「wipe off」は「拭き取る」という定番の表現。「off the table」は「テーブルから離す=拭き取る」ことを意味します。


補足:この「off」はどんな言葉とよく組み合わさる?

この「off」の用法では、以下のような動詞と非常によく一緒に使われます:

  • take off(取り除く、外す)
  • cut off(切り落とす)
  • wipe off(拭き取る)
  • knock off(削り取る)
  • pull off(引き剥がす)

セットで覚えておくと便利なフレーズ例:

  • take the lid off(蓋を外す)
  • cut an inch off(1インチ切る)
  • wipe dust off(ほこりを拭き取る)
  • pull a sticker off(シールを剥がす)

まとめ

この使い方の「off」は、物がある場所や対象から取り除かれる、削られる、分離されることを表現する際に非常に便利です。視覚的にも動きが想像しやすいため、初心者でも意味をつかみやすいのが特徴です。英語を話す際には、ぜひ「take off」「cut off」などのフレーズを使いこなして、自然な表現力を身につけましょう。

使い方3:仕事や学校などを休んでいることを示す「off」

「off」は、学校や仕事、義務的な活動などから「離れている」「休んでいる」状態を表すときにも使われます。この用法では、「今日は仕事を休んでいる」「学校を数日間休んだ」といった表現でよく見られます。つまり、普段は行っている活動から一時的に離れていることを伝えるのがこの「off」の役割です。

日常英会話で頻出する非常に重要な表現であり、休暇や病欠、シフト制の勤務など、あらゆる「休み」の状況に応じて柔軟に使える便利な前置詞です。

例文と解説

He’s had ten days off school.
彼は学校を10日間休んでいた。
→「off school」は「学校から離れている=休んでいる」という意味になります。「have + 期間 + off」という形で、「〜の間休んでいる」と表現できます。

I’m taking the day off tomorrow.
明日は休みを取る予定です。
→「take the day off」は定番表現で、「一日休みを取る」という意味です。仕事や学校から離れて休むことを自然に表現できます。

She’s off work this week due to illness.
彼女は今週、病気で仕事を休んでいます。
→「off work」で「仕事を休んでいる」状態を表しています。病気や予定などの理由も文に加えることで、状況を明確にできます。

補足:この「off」はどんな言葉とよく組み合わさる?

この使い方の「off」は、次のような動詞や名詞と一緒に使われることが多いです:

  • take a day off(1日休みを取る)
  • have time off(休みを持つ)
  • off work(仕事を休んでいる)
  • off school(学校を休んでいる)
  • be off duty(勤務時間外である)

これらの表現は、職場での会話や友人とのやり取りでも頻繁に使われ、自然な英語を話すうえで欠かせない語彙です。

使い方3まとめ

「off」は、学校や仕事など、日常的に行う活動から一時的に離れている状態を表すために非常に有用です。「take a day off」や「off work」などのフレーズはビジネス英語でも会話でも使えるため、積極的に習得しましょう。この用法の「off」は、英語でのスケジュール調整や欠席の報告など、実用的な場面で頻繁に登場します。

使い方4:金額や数量が差し引かれていることを示す「off」

「off」は、価格や数量が「引かれる」「割り引かれる」ことを表すときにも使われます。この用法では、「500円値引きされた」「20%オフ」といったように、元の値段や数量から一定の量が取り除かれたことを示します。特に、セールやディスカウントの場面で非常によく見かけるため、ショッピングやビジネスの英語では必須の表現です。

また、この用法の「off」は、金額に限らず、時間や体重、距離などが「減る」ことを表すときにも応用されることがあります。原則として、「元の量から何かが削られる」という共通イメージを持っていると理解しやすくなります。

例文と解説

They knocked £500 off the car.
その車は500ポンド値引きされた。
→「knock off」は「(値段を)削る、下げる」という意味で、「off the car」で「車の価格から500ポンド差し引かれた」となります。

There’s 20% off all items today!
今日は全商品20%オフです!
→ 販売の場面でよく見られる表現。「20% off」で「20%値引き」という意味になります。口頭・書面ともに頻繁に使用されます。

Can you take ten minutes off the meeting time?
会議時間を10分短縮できますか?
→ 「take off」はこのように時間にも使われ、「10分削減する」という意味になります。

補足:この「off」はどんな言葉とよく組み合わさる?

この用法の「off」は、次のような動詞や数値表現とよく一緒に使われます:

  • knock off(〜を値引きする)
  • take off(〜を引く、削る)
  • get money off(〜からお金を引いてもらう)
  • percent off(%オフ)
  • £ off / $ off(〜円/ドル値引き)

頻出フレーズ例:

  • 50% off the original price(元の価格から50%オフ)
  • take $10 off(10ドル値引きする)
  • get £5 off your next purchase(次回購入で5ポンドオフ)

これらの表現は、買い物をする際にセール情報を読み解く鍵になります。旅行先でのショッピングや、英語圏での価格交渉時にも非常に役立ちます。

使い方4まとめ

金額や数量を減らす意味での「off」は、特に買い物や商取引で頻繁に使われる表現です。「〜% off」や「knock off」という表現は、広告や会話の中で自然に使われるため、実際の場面で理解できると大きな強みになります。この「off」は、単なる割引だけでなく、時間や距離の削減にも使える汎用性の高い前置詞です。

使い方5:〜から分岐・接続されていることを示す「off」

この使い方の「off」は、ある場所や道、部屋などから「枝分かれしている」「つながっている」ことを表す際に使われます。たとえば、「メインストリートから外れた場所に住んでいる」「主寝室につながっているバスルーム」といったように、ある基点から別の空間や場所がつながっていることを示します。

この用法の「off」は、空間的な関係性を説明するのに非常に役立ちます。方向を説明するナビゲーションや、建物の間取りの説明など、日常英語の中でもよく使われる表現です。

例文と解説

We live off Main Street.
私たちはメインストリートから少し離れたところに住んでいます。
→「off Main Street」は「メインストリートから分かれている道路沿いにある」といった意味合いで、直接面していない場所を示します。

There’s a bathroom off the main bedroom.
主寝室からつながっているバスルームがあります。
→「off the main bedroom」で「主寝室に隣接している」または「主寝室から入れる」バスルームという意味になります。

His office is just off the hallway.
彼のオフィスは廊下のすぐそばにあります。
→「off the hallway」で「廊下から続く/つながっている」という位置関係を表しています。

補足:この「off」はどんな言葉とよく組み合わさる?

この用法の「off」は、主に以下のような名詞とよく組み合わされます:

  • off Main Street(メインストリートから分かれて)
  • off the hallway(廊下の脇に)
  • off the kitchen(キッチンに接して)
  • off the entrance(玄関のすぐそば)

また、動詞ではなく前置詞的に場所の構造を説明する際に用いられるため、建物案内や地図説明、内見などの場面で頻出します。

使い方5まとめ

この使い方の「off」は、物理的な空間において「〜から分岐している」「〜に隣接している」ことを表す非常に便利な前置詞です。特に、建物の配置や道順を説明する時に役立つ表現で、自然な英語の会話力を高める上でも押さえておきたいポイントです。英語で道案内や場所の説明をする際には、この用法を活用してみましょう。

使い方6:情報源や入手先を示す「off」

この使い方の「off」は、「〜から手に入れる」「〜を通じて得る」といった意味で、情報や物の入手元を示す時に使われます。たとえば、「インターネットで見つけた」「友達から聞いた」といった文脈で使われ、口語的かつカジュアルな表現として非常に頻出です。

この「off」は、誰またはどこからその情報や物がもたらされたのかを表現するのにぴったりで、現代のネット社会でも頻繁に使われています。特に会話文やSNSなど、フォーマルでない場面で多用されます。

例文と解説

I got this off a website somewhere.
これはどこかのウェブサイトで見つけたんだ。
→「off a website」は「ウェブサイトから得た」という意味。インターネット上の入手先を表します。

I got it off my brother.
それは兄からもらったんだ。
→「off my brother」は「兄からもらった(得た)」という口語的な表現です。「from」でも意味は通じますが、「off」はよりカジュアルな響きです。

She bought it off eBay.
彼女はそれをeBayで買った。
→「off eBay」は「eBay経由で」という意味。オンラインでの取引を表す際によく使われる表現です。

補足:この「off」はどんな言葉とよく組み合わさる?

この用法の「off」は、以下のような語とセットで使われることが多いです。

  • off a website(ウェブサイトから)
  • off the internet(インターネットで)
  • off my friend / off someone(〜からもらった)
  • off eBay / off Amazon(〜で買った)

特に「get off(〜から手に入れる)」や「buy off(〜で買う)」といった使い方が日常会話で非常によく見られます。

使い方6まとめ

この「off」は、何かを「どこから得たか」「誰からもらったか」といった情報源や出所を表す時に使う、実用性の高い前置詞です。カジュアルな会話やネット上でのやりとりでは特に頻出で、英語を話す上で非常に便利な用法の一つです。文脈によっては「from」と置き換え可能ですが、「off」を使うことでより自然で口語的な表現になります。

使い方7:〜を控える、避ける、止めることを表す「off」

この用法の「off」は、これまで続けていた行動や習慣を「やめる」「控える」「遠ざかる」といった意味で使われます。特に飲酒、喫煙、薬物、薬など、体に関わるものを「やめた」「摂取しないことにした」と表現する際によく登場します。

これは「off」が本来持っている「離れる・遠ざかる」というコアイメージから派生した用法で、「その行為から距離を取る=やめる・中止する」という意味合いになります。日常会話でも頻繁に使われ、自己管理や健康の話題でよく聞かれる表現です。

例文と解説

I’m off alcohol for a week.
今週はお酒を控えてるんだ。
→「off alcohol」は「アルコールを控える・飲まない」という意味で、自発的に距離を取っている状態を表しています。

He’s finally off drugs.
彼はついに薬物を断ったんだ。
→「off drugs」は「薬物をやめた」という意味。過去に使用していたものを、完全にやめたことを表します。

The doctor said I should go off dairy products.
医者から乳製品を控えるように言われた。
→「go off〜」で「〜をやめる・控える」。この表現は食事制限などにもよく使われます。

補足:この「off」はどんな言葉とよく組み合わさる?

この用法の「off」は、以下のような語とセットで使われやすいです。

  • off alcohol(お酒をやめる)
  • off drugs(薬物をやめる)
  • off coffee(コーヒーをやめる)
  • off sugar(砂糖を控える)
  • go off + 食べ物/薬(〜をやめる)

また「be off〜」「stay off〜」「go off〜」などの動詞ともよく組み合わさるのが特徴です。これらをセットで覚えておくと便利です。

使い方7まとめ

この使い方の「off」は、健康・ライフスタイルの文脈で非常に重宝する表現です。何かから自ら距離を取り、それを「やめる」「控える」と表現したい時にはぴったりの言い回しです。「off alcohol」「off sugar」など、口語的でありながら実用性が高いので、英会話においてもぜひ積極的に使いたい表現です。

使い方8:非標準・北米英語での「off of」の使い方

「off of」は、アメリカ英語でよく使われる口語的な表現で、「off」とほぼ同じ意味で使われます。ただし、文法的には「of」は冗長であり、イギリス英語やフォーマルな場面では使われないことが多い点に注意が必要です。

つまり、「off of」は北米での話し言葉では自然に使われる一方で、書き言葉や試験英語、ビジネス英語では「off」だけを使うのが好まれます。意味としては、「〜から離れる」「〜から取る」「〜から降りる」など、「off」と同様のイメージを持っています。

例文と解説

She jumped off of the wall.
彼女は壁から飛び降りた。
→「off of the wall」は「off the wall」と同じ意味ですが、「of」が追加されてより口語的な響きになります。アメリカ英語では自然ですが、イギリス英語では不必要な冗長表現とされます。

I got it off of my brother.
それ、兄からもらったんだ。
→「off of my brother」は「兄からもらった」「兄から取った」という意味です。「from my brother」にも近い意味を持ちます。

He took his hat off of his head.
彼は帽子を頭から取った。
→この表現も「off his head」と意味は同じで、「of」が入ることでより話し言葉的になります。

補足:この「off of」はどんな言葉とよく組み合わさる?

この表現では、「off of」は主に以下のような動詞とよくセットで使われます:

  • get off of(〜から降りる/もらう)
  • jump off of(〜から飛び降りる)
  • take off of(〜から取る)
  • pull off of(〜から引っ張る)

どの表現も、シンプルに「off」だけでも意味が通じますが、カジュアルな口語表現では「off of」としてよく登場します。

使い方8まとめ

「off of」はアメリカ英語の口語でよく使われる非標準的な表現で、「off」と同じ意味を持ちます。話し言葉では自然に聞こえる一方で、フォーマルな文脈では避けるのがベターです。英語を使う場面に応じて「off」と「off of」を使い分けられるようになると、よりネイティブらしい英語感覚が身につきます。

この記事を書いた人

いぎリス
いぎリス
イギリス人で英語と日本語のバイリンガルです!言語が大好きなので、毎日日本語を勉強しています。日本人があまり知らないネイティブ表現を紹介できれば嬉しいです。