if push comes to shove の意味と使い方を例文で紹介

英語の中には、日常会話でよく使われるイディオムが数多くあります。「if push comes to shove」はその一つで、「いざとなれば」「究極的には」といった意味を持つ表現です。本記事では、このフレーズの意味、使い方、発音方法、由来を詳しく解説し、実際の会話例も交えて紹介します。英会話で役立つ表現なので、ぜひ最後まで読んで実践的に活用してください。


if push comes to shove の意味と使い方

このフレーズは、何かが差し迫った状況において、最終的な手段を取らなければならない場面で使われます。

if push comes to shove の意味

「if push comes to shove」は、次のような意味を持ちます。

  1. いざとなれば / 最悪の場合は
    何かが思い通りに進まない場合に、最後の手段をとることを意味します。
  2. 必要ならば / どうしてもという場合には
    ある決断を迫られたとき、最終的な行動を取ることを示します。

例文

  • If push comes to shove, I’ll move to another city for a job.
    (いざとなれば、仕事のために別の都市に引っ越すよ。)
  • I don’t want to sell my car, but if push comes to shove, I will.
    (車を売りたくはないけど、どうしてもとなれば売るよ。)

if push comes to shove の使い方

このフレーズは、日常会話やビジネスの場面などで使われます。

例文

  • We hope we don’t have to lay off any employees, but if push comes to shove, we might have to.
    (従業員を解雇したくはないが、最悪の場合はそうせざるを得ないかもしれない。)
  • I’d rather not borrow money, but if push comes to shove, I’ll ask my parents for help.
    (お金を借りたくはないけど、どうしてもとなれば親に頼るよ。)

if push comes to shove の発音の仕方

このフレーズを自然に発音するためには、リズムとイントネーションが重要です。

IPA表記

  • if push comes to shove /ɪf pʊʃ kʌmz tə ʃʌv/

アクセントの位置

  • 「push」と「shove」に強いアクセントが置かれます。
  • 「comes to」は短縮されて「kʌmz tə」のように発音されることが多いです。

if push comes to shove の由来

このフレーズの起源は明確ではありませんが、主に以下の2つの説が有力です。

  1. 身体的な押し合い(shove = 強く押す)
    「push(押す)」が「shove(さらに強く押す)」に発展することで、状況がエスカレートしていく様子を表しています。この比喩が転じて、「最悪の事態になったとき」の意味で使われるようになりました。
  2. 決断を迫られる状況
    交渉や取引の場面で、「push」が「強く押す」ことを示し、「shove」は「最終的な行動を取る」ことを表現すると考えられます。特にビジネスの決断の場面でよく使われるようになったとされています。

if push comes to shove を会話で使ってみよう

では、実際の会話の中で「if push comes to shove」がどのように使われるのか、具体的なシチュエーションを見てみましょう。JohnとSusieの会話を3つのパターンで紹介します。

パターン1:引っ越しの決断

John: I really like my current apartment, but the rent is increasing again.
(今のアパートはすごく気に入ってるんだけど、また家賃が上がるんだ。)

Susie: That’s tough. Do you think you’ll stay?
(それは大変ね。残るつもり?)

John: I hope so, but if push comes to shove, I might have to move.
(そう願ってるけど、いざとなれば引っ越さなきゃいけないかも。)

パターン2:仕事の選択

John: I got a job offer in another city, but I love working here.
(別の都市で仕事のオファーをもらったけど、今の職場が好きなんだ。)

Susie: Are you going to take it?
(その仕事、受けるの?)

John: Not unless I have to. But if push comes to shove, I’ll accept the offer.
(できれば避けたいけど、どうしてもとなれば受けるよ。)

パターン3:友人へのお金の貸し借り

John: My friend asked me to lend him some money, but I’m not sure.
(友達にお金を貸してほしいって頼まれたけど、迷ってるんだ。)

Susie: Do you trust him to pay you back?
(その友達、ちゃんと返してくれると思う?)

John: I think so. But if push comes to shove, I’ll have to say no.
(たぶんね。でも、どうしてもとなれば断らなきゃいけないかな。)


まとめ

「if push comes to shove」は、「いざとなれば」「最悪の場合には」という意味を持つ便利なイディオムです。特に、決断を迫られる状況や、最後の手段を取らざるを得ない場面で使われます。今回の例文や会話を参考に、実際の英会話で活用してみてください!

この記事を書いた人

英語オタク
英語オタク英語オタク
純ジャパからTOEIC初受験945点を獲得。山あり谷の英語学習を経験し、もっと最短で習得できたのにと後悔しているため情報発信。