have somebody over a barrel の意味と使い方を例文で紹介

英語には、日常会話やビジネスシーンでよく使われる比喩的な表現が数多くあります。その中の一つが「have somebody over a barrel」です。このフレーズは、誰かを完全に支配する、または不利な立場に追い込むという意味を持ちます。本記事では、その意味や使い方、発音方法、由来について詳しく解説し、実際の会話例も交えて紹介します。ぜひ最後まで読んで、実践的な英語力を身につけましょう!
have somebody over a barrel の意味と使い方
このフレーズは、特定の状況下で誰かが他者にコントロールされている状態を表します。特にビジネスや交渉の場面でよく使われる表現です。
have somebody over a barrel の意味
「have somebody over a barrel」には、次のような意味があります。
- 誰かを完全に支配する、不利な立場に追い込む
相手に選択肢がなく、一方的に決定を押し付ける状況を指します。 - 相手に逃げ道を与えない、または弱みを握っている
交渉の場面で優位な立場をとることを示す表現として使われます。
例文
- The landlord has us over a barrel—we have no choice but to pay the increased rent.
(大家に完全に支配されているよ。家賃の値上げを受け入れるしかないんだ。) - They knew we had a deadline, so they had us over a barrel in the negotiation.
(彼らは私たちに締め切りがあると分かっていたから、交渉で完全に主導権を握っていた。)
have somebody over a barrel の使い方
このフレーズは、日常会話からビジネスシーンまで幅広く使われます。
例文
- Since the company is struggling financially, the investors have them over a barrel.
(その会社は経済的に苦境にあるので、投資家が完全に主導権を握っている。) - I forgot to renew my license, and now the agency has me over a barrel with the late fees.
(免許の更新を忘れちゃって、今じゃ手数料のことで完全に役所の言いなりだよ。)
have somebody over a barrel の発音の仕方
「have somebody over a barrel」は長めのフレーズですが、正しいイントネーションを意識することが重要です。
IPA表記
- have somebody over a barrel /hæv ˈsʌmˌbɒdi ˈoʊvər ə ˈbærəl/
アクセントの位置
- 「have」よりも「somebody」に軽いアクセント
- 「over a barrel」の「barrel」に最も強いアクセント
have somebody over a barrel の由来
この表現の由来には諸説ありますが、最も一般的な説は以下の通りです。
- 拷問の歴史
昔の海軍では、罪人を罰する際に樽の上にうつ伏せにさせ、鞭打ちを行うことがありました。これにより、罪人は完全に無防備な状態となり、逃げることができなくなったため、このフレーズが生まれたとされています。 - 溺れた人を救助する方法
かつては溺れた人を助ける際、樽の上に乗せて水を吐き出させるという方法がありました。この時、溺れた人は無防備な状態で樽の上に横たわるため、他人に完全に支配されているように見えたことが由来の一つと考えられています。
have somebody over a barrel を会話で使ってみよう
では、実際の会話の中で「have somebody over a barrel」がどのように使われるのか、具体的なシチュエーションを見てみましょう。JohnとSusieの会話を3つのパターンで紹介します。
パターン1:家賃の値上げ
John: I just got a notice from my landlord. He’s raising the rent again!
(大家から通知が来たんだけど、また家賃を上げるってさ!)
Susie: That’s terrible! Can you negotiate with him?
(ひどいね!交渉はできないの?)
John: Not really. He knows I have no other options, so he has me over a barrel.
(無理だよ。俺に他の選択肢がないのを知ってて、完全に主導権を握られてる。)
パターン2:仕事の締め切り
John: My boss just gave me another project with a tight deadline.
(上司がまた締め切りが厳しいプロジェクトを渡してきたよ。)
Susie: Can you push back on it?
(断ることはできないの?)
John: No way. He knows I need this job, so he has me over a barrel.
(無理だよ。上司は俺がこの仕事を必要としてるのを知ってるから、完全に支配されてるよ。)
パターン3:修理代の請求
John: The mechanic just told me that my car needs a major repair.
(整備士に、大掛かりな修理が必要だって言われたよ。)
Susie: Oh no, that sounds expensive.
(それは大変ね。高くつきそう。)
John: Yeah, and since I need my car for work, he has me over a barrel.
(そうなんだよ。仕事で車が必要だから、もうどうしようもない。)
まとめ
「have somebody over a barrel」は、相手に完全に主導権を握られている、または不利な立場に置かれている状況を表す英語表現です。特に交渉や契約、生活の中の不公平な状況を説明する際に役立ちます。ぜひ今回の例文や会話を参考に、実際の英会話で活用してみてください!
この記事を書いた人

- 英語オタク
- 純ジャパからTOEIC初受験945点を獲得。山あり谷の英語学習を経験し、もっと最短で習得できたのにと後悔しているため情報発信。
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