前置詞on behalf ofの奥深き世界を徹底解説!前置詞の世界を分析しようシリーズ

英語の中には、誰かの代わりに行動することを表す便利なフレーズがいくつかあります。その中でも、フォーマルな場面で頻繁に使われるのが「on behalf of」です。本記事では、この表現の意味と使い方を丁寧に解説していきます。
使い方 「〜を代表して」「〜の代わりに」を意味するon behalf of
「on behalf of」は、「〜を代表して」や「〜の代わりに」という意味を持つ前置詞句です。特にフォーマルな場面、たとえばスピーチや表彰式、ビジネスメールなどで頻繁に登場します。この表現を使うことで、ある人や団体の代理人として行動していることを明確に伝えることができます。
また、「on behalf of somebody」の代わりに「on somebody’s behalf」という形でも使われ、意味は変わりません。ただし、前者はより一般的で自然に使われる形です。
例文と解説
On behalf of the department I would like to thank you all.
部署を代表して、皆さんに感謝申し上げます。
この例文は、典型的なスピーチの冒頭でよく使われる表現です。「on behalf of the department」は「部署を代表して」という意味で、話し手が個人の意見ではなく、部署全体の気持ちを代弁していることが伝わります。
Her son collected the Nobel Peace Prize on her behalf.
彼女の代わりに、息子がノーベル平和賞を受け取りました。
ここでは「on her behalf」という形で使われています。彼女本人が出席できなかったため、息子が代理人として賞を受け取ったという意味になります。このように、受け取りや手続きを他者が代わって行うときに使うのが一般的です。
I’m speaking on behalf of all the team members.
チームメンバー全員を代表して話しています。
「on behalf of all the team members」は、フォーマルなプレゼンや発表の場面でとてもよく使われる表現です。このフレーズを使えば、自分一人の意見ではなく、グループ全体の意見として発言していることを強調できます。
補足:この「on behalf of」はどんな言葉とよく組み合わさる?
「on behalf of」は、人・団体・グループなど、代表したり代わって何かをする対象と一緒に使われます。以下に、よく使われる組み合わせ例を紹介します:
- on behalf of the company(会社を代表して)
- on behalf of my family(家族を代表して)
- on behalf of the committee(委員会を代表して)
- on behalf of our clients(顧客の代わりに)
- on behalf of the president(社長の代理で)
これらのフレーズを覚えておくと、フォーマルな場面でのスピーチやメール、または書類作成において非常に役立ちます。TOEICやビジネス英語でも頻出の表現なので、確実に押さえておきたいところです。
この記事を書いた人

- イギリス人で英語と日本語のバイリンガルです!言語が大好きなので、毎日日本語を勉強しています。日本人があまり知らないネイティブ表現を紹介できれば嬉しいです。
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