奥深き世界を徹底解説!前置詞の世界を分析しようシリーズ1

英語ペラペラでも間違える!?奥深き「前置詞」の世界へようこそ!
「英語は面白いほど変化に富んだ言語だ。その理由は、多種多様な前置詞のおかげと言っても過言ではない。」
…なんて言われても、「え、前置詞がそんなに重要?」と疑問に思うかもしれません。でも、ちょっと待ってください!実は、この小さくて力持ちな単語たちが、私たちの日常会話をスムーズに、そして効率的に繋ぎ止める重要な役割を果たしているんです。
まるで、文章を組み立てるための小さなネジやボルトのような存在。これらがなければ、会話はガタガタと崩れてしまうでしょう。
しかし、その重要な役割とは裏腹に、前置詞はとても地味な存在です。だからこそ、ネイティブスピーカーでさえ、「英語の前置詞って何だっけ?」と疑問に思うことがあるかもしれません。あまりにも小さいため、私たちは普段、その存在を意識することさえ少ないのです。
しかし、誰かが間違った前置詞を使うと、すぐに違和感を覚えます。例えば、「I’ll see you at Monday.」(月曜日に会いましょう)という文を聞くと、どこかおかしいと感じませんか?「at」が不適切だと直感的にわかるものの、なぜダメなのかを正確に説明するのは難しいかもしれません。これが、前置詞が厄介な理由です。
実際、前置詞をマスターするのは、非ネイティブスピーカーにとって難しいものです。上級の英語学習者でさえ、適切なタイミングで適切な前置詞を使うのに苦労することがあります。だからこそ、今回前置詞の世界の解説をシリーズ化しました。このガイドがあれば、どんな前置詞でも自信を持って使いこなせるようになるでしょう。
さて、数百もの前置詞を扱うにあたり、まずは英語の前置詞の定義から見ていきましょう!
文法における前置詞とは?名詞や代名詞を文の中で繋ぐ、縁の下の力持ち!
文法における前置詞とは、名詞や代名詞を文の他の部分と繋げる単語またはフレーズのことです。「前置詞」という名前の通り、通常は繋げる名詞の前に置かれます。前置詞は、名詞が他の人、物、行動とどのように関係しているかを簡潔に説明するのに役立ちます。
前置詞
ほとんどの前置詞は、一つの単語で構成されています。これらは「単純前置詞」とも呼ばれ、最も一般的なものには以下のようなものがあります。
- at (~に)
- on (~の上に、~に)
- in (~の中に、~に)
- by (~によって、~のそばに)
- for (~のために)
複合前置詞
単純前置詞に加えて、英語では「複合前置詞」も使用できます。これらは2〜4つの単語で構成されており、単純前置詞と同じように、名詞と文の残りの部分との関係を説明する役割を果たします。英語でよく使われる複合前置詞には、以下のようなものがあります。
- away from (~から離れて)
- in addition to (~に加えて)
- on top of (~の上に)
- instead of (~の代わりに)
- up to (~まで)
前置詞それとも副詞?
前置詞として機能する単語の中には、実は副詞として使われる単語もあります。知っていましたか?1つクイズをしてみましょう。以下のどちらのdownが前置詞でしょうか?
- The dog run down the tree.
- The tree fell down.
1のdownが前置詞です。the treeという名詞の前にありますね。2のdownは副詞です。木がどこに倒れたかを表現しています。
前置詞それとも句動詞?
もう一つの前置詞として機能する単語の役割があります。それは、句動詞の一部として働くものです。例えば、upは前置詞としての用法もありますが、以下のように句動詞のいち部として働くこともあります。
She dressed up for the dinner
句動詞は、2〜3単語で形成されており動詞として働きます。このように組み合わさった句動詞は、本来の動詞単体の意味とは、異なる意味を持ちます。例えば、workは「働く」ですが、work out は「運動する」という意味になります。句動詞はここでは詳しく触れませんが、日本人が単語は知っているけれども、英語が読めない、聞いても理解できないなどの理由の多くは句動詞にあります。こちらもシリーズ化してまとめる予定です。
前置詞それとも接続詞?
こちらは、既にお気づきの方が多いかもしれませんが、前置詞として働く単語には、接続詞として働くものもあります。
接続詞としての「after」
- After I finished my work, I went to see a movie.
- (仕事が終わった後で、映画を見に行きました。)
- この文では、「after」は「I finished my work」という節と「I went to see a movie」という節を繋いでいます。
前置詞としての「after」
- After the meeting, we went out for dinner.
- (会議の後で、私たちは夕食に出かけました。)
- この文では、「after」は「the meeting」という名詞句の前に置かれ、時間的な関係を示しています。
「after」の使い分けのポイント
- 「after」の後に節(主語+動詞)が続く場合は接続詞
- 「after」の後に名詞句が続く場合は前置詞
まとめ
前置詞として働く単語の中には、他にも副詞、句動詞の一部、接続詞として働くものがあります。英語を学ぶ際に、これらを区別して学ばなければいつまでも上級者にはなれません。今後、このサイトでは、あえて前置詞にフォーカスしたコンテンツを作り、紛らわしさを極力少なくしていきます。前置詞をマスターするとスビーキング力がグッと上がりますので、頑張りましょう!
この記事を書いた人

- 英語オタク
- 純ジャパからTOEIC初受験945点を獲得。山あり谷の英語学習を経験し、もっと最短で習得できたのにと後悔しているため情報発信。
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