前置詞followingの奥深き世界を徹底解説!前置詞の世界を分析しようシリーズ

英語の前置詞「following」は、一見すると動詞や形容詞として使われる印象が強いかもしれませんが、実は前置詞としても非常に重要な役割を果たします。「〜の後に」「〜を受けて」といった意味で、ビジネスやニュース記事、公式文書などで頻繁に登場します。本記事では、前置詞「following」の意味と使い方を、豊富な例文とともに詳しく解説していきます。


使い方:「〜の後に」「〜を受けて」

前置詞「following」は、特定の出来事や行動の「直後」や「結果として」起きることを表すために使われます。特に、ニュースや報告書、フォーマルな書き言葉で使われることが多く、「after」に比べてやや堅めの印象があります。「〜の後で」「〜に続いて」「〜の影響で」といった訳語で日本語に自然に置き換えられます。

この用法では、「following」は単体で使われるのではなく、通常は名詞(特に出来事や出来事を表す名詞)とセットで使われるのが特徴です。

例文と解説

He took charge of the family business following his father’s death.
父親の死を受けて、彼は家業を引き継いだ。
→「following his father’s death」は「彼の父の死の後で」という意味で、その出来事が起きた直後のタイミングを示しています。

The company’s stock price fell sharply following the announcement.
発表を受けて、その会社の株価は急落した。
→ ここでも「following the announcement」が「発表の後で、発表を受けて」の意味で、原因や時間的な前後関係を伝えています。

There were protests in the capital following the election results.
選挙結果の発表後、首都で抗議活動があった。
→ 出来事(選挙結果)に続いて起こったこと(抗議活動)を表しています。

Following months of negotiations, the two parties finally reached an agreement.
数ヶ月に及ぶ交渉の末、両者はようやく合意に達した。
→「交渉が続いた結果として」「交渉の後で」という因果関係と時間経過を含意しています。

補足:この「following」はどんな言葉とよく組み合わさる?

前置詞「following」は、主に以下のような名詞とよくセットで使われます。

  • following the meeting(会議の後で)
  • following the announcement(発表を受けて)
  • following the incident(事件の後で)
  • following the ceremony(式典の後で)
  • following the accident(事故を受けて)
  • following his resignation(彼の辞任後)

これらの表現は、出来事の発生後に続く動作や結果を自然に伝えるために非常に便利です。


まとめ

前置詞「following」は、「〜の後に」「〜を受けて」といった時間的または因果的な関係を表すための非常に実用的な表現です。特に以下の点を意識しておくと、表現力が格段に向上します。

  • 「after」よりもフォーマルな文脈で使われやすい
  • 名詞(特に出来事を表す名詞)とセットで使うのが基本
  • ニュース、ビジネス、報告書、学術論文などでの使用頻度が高い

例文とともに慣れていくことで、日常的な表現からアカデミックな文章まで、幅広い英語表現に「following」を活用できるようになります。上級者への第一歩として、ぜひマスターしておきましょう。

この記事を書いた人

いぎリス
いぎリス
イギリス人で英語と日本語のバイリンガルです!言語が大好きなので、毎日日本語を勉強しています。日本人があまり知らないネイティブ表現を紹介できれば嬉しいです。